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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

【終了】Kindleセール対象のカドカワ本から、コミックほか40冊をピックアップ

電子書籍 電子書籍-セール情報

※本セールは終了しました。

 いつものKADOKAWAセールだぜひゃっほぅ! ……と喜びながらよく見たら、思いのほか新刊コミックまで対象になっているらしい此度のセール。とくりゃあ、チェックするしかないでしょう。

 毎度おなじみKADOKAWA作品のセールということで、ブログで紹介する本もかぶりぎみではありますが……。今回は、マンガ、ラノベ、小説、実用書も含む大規模のポイント還元セールとのことなので、改めて対象作品をまとめました。

 具体的には、「ポイント還元セール対象作品」の一覧ページがなかったこともあり、Kindleストア上の「カドカワのKindle本・Kindleコミック」のリストから、まずはセール対象をピックアップ。およそ8,000冊分を遡り、そこから40冊(シリーズ)ほどを選びました。

 そのうえで前半は、過去にブログでも取り上げた「既読本のおすすめ」を、後半は、主にメディアミックス作品を中心とした「話題作・新刊」を、それぞれピックアップしております。セール対象をチェックするだけで数時間ほどかかってしまっているため、本記事では、セレクトした作品すべてに紹介文を書くことはできていません。あしからず。

Amazon.co.jp: カドカワのKindle本・Kindleコミック

 

おすすめコミック

【42%還元】やがて君になる/仲谷鳰(1〜3巻)

 はじめて読んだ百合漫画であり、自分の大好きな “人間関係” を描いた物語であり、最高にハマった作品。

 「特別」が実感できない先輩後輩関係の2人が、徐々に互いに惹かれていく物語……かと思ったら、先輩のほうが即堕ちでベタ惚れしてた。他方ではいまだ「特別」を見つけられず、キラキラと輝きだした先輩を冷めた目線で見ながらも惹かれ始めている後輩ちゃん――という図もまた、対比的でおもしろい。キャラの感情の機微が自然と読み取れる情景描写・演出も魅力的。

 何より、キャラクター同士を行き交う “矢印” の方向それ自体はシンプルでありながら、とても一言では表せない想いのベクトルがすばらしい。見方によっては「わかりにくい!」とも思えそうな思春期の心の機微と、諸々が綯い交ぜの感情。それを「マンガ」という媒体でこれほどまでにわかりやすく、しかも魅力的に描いている作品って、そうそうないんじゃなかろうか。

【補足:同作者さんも参加の百合アンソロジーもセール対象(リンク:Amazon.co.jp: エクレア)】

 感想記事 感想記事:初めて読んだ百合漫画『やがて君になる』が好きすぎてハゲそう

 

【46%還元】狼少年は今日も嘘を重ねる/namo(1、3巻)

 自分の容姿にコンプレックスを持つ男主人公と、男性恐怖症を抱えたヒロインが繰り広げる、青春ラブコメ――かと思いきや、関係性は思いのほか複雑。目付きの悪い残念主人公・五木くんは、姉のカリスマメイク術によって、男勝りのスーパー美少女・イツキちゃんに変身してしまうのだ!

 少女マンガではおなじみの「メイク」という魔法を施すことによって、意中の相手に急接近する展開それ自体は真新しくないものの、その行為に伴う「嘘」に焦点を当てているのは珍しいようにも思える。童話では決して報われることのない「狼少年」の恋の行方は――。

 感想記事 “女装”がもたらす多角関係ラブコメ『狼少年は今日も嘘を重ねる』がおもしろい

 

【88%還元】ガイコツ書店員 本田さん/本田(1巻)

 一口に言えば、「ガイコツな書店員である本田さんと愉快な仲間たちを中心に繰り広げられる、書店の“実録コメディ”」。見た目がガイコツな本田さんをはじめ、仮面・カボチャ・ガスマスクといった風貌の書店員さんたちはみんな魅力的。個性豊かなお客様たちとのやり取りも含めて、「こんな書店で働きたい!」と思えるような内容になっています。

 また、外からは見えない裏方での作業や版元さんとのやり取りなど、書店員さんの悲喜こもごもを多彩な視点で描き出しているのも本作の魅力。徹頭徹尾笑いながら読める、素敵なコミックエッセイです。

 感想記事 コミック売り場は戦場だ!『ガイコツ書店員 本田さん』で爆笑した

 

【42%還元】ダンジョン飯/九井諒子(1〜4巻)

 2015年前半くらいからジワジワと話題になっていた本作。その魅力は、ありきたりなRPGの「モンスター」に対して具体的な「性質」や「特徴」を付け加え説得力を増すことで、調理における“それっぽさ”を演出している点にあると思う。

 “それっぽい”解説を挟み、僕らもよく見る“それっぽい”クッキングコーナーを経て、“それっぽい”料理ができあがってしまえば、「なるほど!そうやって喰えるのか!」と納得してしまう、ダンジョンマジック。なにこれこわい。モンスターの「設定」にこだわり抜いた、面白い作品です。

 

おすすめ小説・ライトノベル

【42%還元】ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海

 5月に映画が公開。昨今のブラック企業問題の重大さと対策を切り取った、著者のデビュー作。青臭く無我夢中だった“社会人一年目あるある”をおもしろく読むことができる一方で、一人の若者が追い込まれていく過程がほどほどの現実味と共に書かれているため、胃が痛くなる。

 人間、余裕がなくなれば自ずと選べる選択肢は限られてくる。その最悪にして最終形に至らないようにするための視点として、本書が提案しているのは「ヤマモト」という第三者。ちょっとしたミステリー要素も挟みつつ描かれる物語は、「働くこと」に悩む若者の処方箋となりうるものだと思います。

 感想記事 『ちょっと今から仕事やめてくる』選ぶべきは、社畜か、死か、ヤマモトか。

 

【57%還元】新釈 走れメロス 他四篇/森見登美彦

 森見登美彦さんの“新釈”によって蘇った、近代日本文学作品の短編集。パロディが色濃く、作者もノリノリで書いたと思しき『走れメロス』が爆笑必至である一方、『桜の森の満開の下』のように淡々と進み余韻が味わい深い物語もあり。

 元ネタの文学作品との「比較」を楽しむも良し、過去の森見作品とのリンクを探して読むも良し、それら要素は鑑みず純粋に物語を楽しむも良し。手に取った各々がさまざまに楽しめる、万人におすすめできる1冊です。――畢竟、面白きことは良きことなり!

【補足:映画公開間近の『夜は短し歩けよ乙女』と、アニメ版が好評だった『四畳半神話大系』の両作も、70%ほどの還元率でセール対象(リンク:Amazon.co.jp: 夜は短し歩けよ乙女Amazon.co.jp: 四畳半神話大系)】

 感想記事 『新釈 走れメロス』友との約束を守“らない”ために走る、現代版メロス

 

【42%還元】君の名は。Another Side:Earthbound/加納新太

 映画『君の名は。』公開と同時に刊行された外伝小説。4人のサブキャラクターの魅力を掘り下げる “おまけ” 的な立ち位置の作品――かと思って読んでみたら、とんでもない。映画で言葉足らずに感じた「宮水」の家の背景を筋が通った形で描き出しており、理解の手助けになるどころか、本編の世界観を拡張するほどの内容だった。

 瀧が主役の第1話はコメディ色が強く、勅使河原視点の第2話では周囲のキャラと「糸森」の掘り下げがあり、続く第3、4話では「宮水家」の核心に迫る過去と現在が描かれる。特に宮水父の過去が描かれる4話は本編とリンクしており、『君の名は。』という作品そのものの強度を増す内容・展開になっているように感じられた。最後のイラストは必見。

【補足:本編のノベライズもセール対象(リンク:Amazon.co.jp: 小説 君の名は。)】

 感想記事 感想記事:小説『君の名は。Another Side:Earthbound』で描かれる“宮水家”のサイドストーリー

 

【46%還元】小説 言の葉の庭/新海誠

 映画監督としての新海誠さんは大好きですが、作家としての文章もたまらなく大好きだということを改めて実感できた一冊。『君の名は。』と同じく、同名作品を監督自ら小説化。6人の視点から描かれる群像劇は、どこか切なく、苦しく、それでも美しく思えるもの。

 誰もが何かを抱えながらも、必死に日常を生きている。あくまで「映像の文章化」あるいは「原作」として書かれているように感じた『秒速』と異なり、本作は映画の世界観を大きく拡張した、「別作品」としても読めるほどでした。映画を観た人は、ぜひぜひ。

 感想記事 小説版『言の葉の庭』〜誰もがどこかおかしくて、病んでいて、それでも日常を歩いている

 

【46%還元】小説 秒速5センチメートル/新海誠

 同じく映画『秒速5センチメートル』の小説版。上記2作品に先駆けた、 “小説家” としての新海誠さんのデビュー作でもある。

 映画本編は何十回と観ているけれど、この小説版にコミカライズ、さらには音楽も引っくるめた『秒速5cm』という作品群そのものが好きなため、本作も繰り返し読み返している。小説版は何より “彼女” 視点のモノローグと手紙の存在が印象的であり、それだけでも読む価値があります。

 映像だからこそ伝えられる臨場感、音楽だからこそ直接的に響く歌詞とメロディ、そして、本だからこそ深く深く共感し想うことのできる、キャラクターの心情。単なるメディアミックスによる違いにとどまらない、「伝わるもの」の差異を印象づけられた作品でした。

 

おすすめ新書・ビジネス本

【46%還元】任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代/牧野武文

 1960年代〜90年代にかけて任天堂に所属し、開発第一部の部長として『ゲーム&ウオッチ』『ゲームボーイ』『バーチャルボーイ』などを手がけてきた伝説的な開発者・横井軍平さんの生涯を紐解いた一冊。

 ただ、本書で語られるエピソードや横井さん本人の言葉を読んでいると、そんな「すごい人」であると同時に「手先が器用でやんちゃなおじちゃん発明家」のような印象もわきあがってくる。ものづくり哲学「枯れた技術の水平思考」を携えて、ゲームだろうが玩具だろうがとにかく「遊び」の魅力を突き詰めた人。折に触れて読み返したい本です。

 感想記事 “枯れた技術の水平思考”とゲームの本質『任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代』

 

【57%還元】「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち/堀田純司

 「メジャーを生み出す」ためのマーケティング論……というよりは、現代の若者に寄り添ったコンテンツを創り出し続けている、クリエイターの思想や信念を紐解いたような内容。

 どちらかと言えば文化論、さらには世代論的な要素を多分に含んでおり、「最近の若者の流行りはよくわからん!」という上の世代の人にも興味深く読んでもらえるのではないかしら。個人的には、ネットの話題が出てきた浅野いにおさんの話がおもしろかったです。

 感想記事 “普通の人”として『「メジャー」を生み出す』考え方

 

【46%還元】本の「使い方」1万冊を血肉にした方法/出口治明

 「本を読みたい!」という読書に対する欲求を、「本を読まねば!」という義務感にまで底上げしてくれる読書論。個人の経験談や成功体験を語るビジネス書にはNO! を叩きつけ、長年に渡って綾鷹ばりに選ばれ続けてきた “古典” を勧めている。

 ――とはいえ、普段は読まない人は何から手を出せばいいのか敷居が高い印象もあり、読み進め方もわからないはず。その点、本書ではそういった問題もしっかりと取り上げたうえで、年代別・考え方別にも100冊以上の本を参照。超親切設計である。

 著者は、幼いころから “活字中毒” だったというライフネット生命保険株式会社会長・出口治明さん。文章を読むだけで「あ、この人すげえ頭良いわ」と感じたのは久しぶりだった。潜在的に「読書」に関心を持っている人に対して即座に本を読むべく駆り立てるような、そんな魔力を持った本。

 感想記事 ビジネス書ではなく古典から教養を学ぶための『本の使い方』

 

【42%還元】ひとりぼっちを笑うな/蛭子能収

 蛭子流「ぼっち論」。集団に属するから、肩書きを持つから、レッテルを貼られるから、疲れる。それならば常に自分をレベル1だと見積もっておくことで、他人から規定されず、自分の価値観で戦うことができるようになるのではないか。

 ――そう、イメージするのは常に最弱の自分だ。ぼっちだろうがリア充だろうが非モテだろうが、自分を「内向的」な性格だと感じている人に広く勧めたい。こうして見ると、ひとりぼっちも案外悪くない。自ずからそう思えてくる一冊です。

 全体的にユルい文体が続き、ツッコもうと思えば矛盾もあるのだけれど、「それでもいいじゃないか」と思わせてしまうのは蛭子さんの人徳によるものなのだろうか。周囲の意見やツッコミを「そういうのもあるよね」と認めつつ、自然と流しているように見えるのはすごい。

 感想記事 『ひとりぼっちを笑うな』生きづらいと思い込んでいる人へのメッセージ

 

【57%還元】若者を殺し続けるブラック企業の構造/川村遼平

 “働きすぎ”をキーワードとして、現在の日本社会で「当たり前」となっている働き方の構造を紐解いた内容。いわゆる「ブラック企業」批判に終始したものではなく、冷静に「働き方」に関わる問題点を整理しています。

 「べき論」を語るのではなく、複数の事例を示し、それにまつわる問題点と構造を明らかにし、また複数の改善策を、それぞれ整理した上で説明・提示するような形で、非常に好感が持てました。

 感想記事 『若者を殺し続けるブラック企業の構造』“働きすぎ”が当たり前の日本社会を整理する

 

【60%還元】ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代/川上量生

 川上量生さんによる監修の下、全8章・計8人の筆者によって「ネットカルチャー」について論じられた一冊。執筆陣には、ばるぼらさん、佐々木俊尚さん、小野ほりでいさん、荻上チキさんなど。

 焦点となるのは、序章で語られる「ネット原住民」と「ネット新住民」という区分。ネット上に存在する軋轢の大多数はこの二者間の“文化的衝突”であり、互いの不理解・不寛容によるものである、と。ネットの根底に流れる「ネットカルチャー」と価値観は、黎明期に原住民の中で自然発生し、脈々と受け継がれてきたもの。なればこそ、その流れを汲んだ本書は「ネット」を知るための参考書となるのではないかしら。

 感想記事 川上量生監修『ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』要約まとめ

 

【46%還元】文章力の鍛え方/樋口裕一

 “文章力の鍛え方”という表題が踊る本書だけれど、その実態はどちらかと言うと「思考力の鍛え方」にほど近い。曰く、 “文章を書くということは、根拠を明確に発信すること” であり、そのためには論理的にモノを考える活動が必須となる、と。だが、それだけでは不十分だ。論理的思考は文章力を鍛えることによって養われ、文章を書くためには根拠を明らかにした思考法が必要となる。

 要するに「書く力」と「考える力」は並び立つものであり、どちらかが欠けていても「文章力」は鍛えられない。そこで、本書は主に「思考力」の養い方に焦点を当てており、文章を書く前に必要となる「論」を65の視点から提案する内容となっている。「何を書けばいいんだろう」とスタート地点で悩み立ち止まっている人には、第一歩目を踏み出す力をもたらしてくれるはずだ。

 感想記事 『文章力の鍛え方』根拠を明確に発信するためのに必要な“思考力”とは

 

【57%還元】ポケットに名言を/寺山修司

 「書を捨てよ町へ出よう」でおなじみの歌人・寺山修司さんの詩集。普段はあまり詩歌の類を読まないような人に最初の1冊を勧めるなら、個人的には本作が良いんじゃないかと思っております。読んで字の如くポケットサイズ、かつ聞き覚えのある「名言」がいっぱい。 

 

【42%還元】もうミスらない 脱オタクファッションバイブル/久世、水月とーこ

 ファッションに疎い初心者、特に「オタク」を想定読者とした、ファッション入門書。“チェック柄のシャツ”に代表される「オタクっぽい服装」の問題点を挙げた上で、どのような部分に気を付けて服を選んでいけば良いのか、改善方法を提案する内容。

 基礎中の基礎からイラスト&マンガ付きで説明してくれるので、何も知らない人の「最初の一冊」として、全力でおすすめできます。身だしなみの基礎となる知識の説明はもちろんのこと、おすすめのコーディネートや店名も具体的に挙げて提案してくれている点も魅力。

 感想記事 “オタクっぽさ”を薄めるための入門書『もうミスらない 脱オタクファッションバイブル』

 

その他コミック

【42%還元】僕だけがいない街/三部けい(1、5、7〜9巻)

 

【42〜46%還元】ガヴリールドロップアウト/うかみ(1〜4巻)

 

【42%還元】幼女戦記/東條チカ(1〜3巻)

 

【42%還元】異世界居酒屋「のぶ」/ヴァージニア二等兵(1〜3巻)

 

【42%還元】衛宮さんちの今日のごはん/TAa

 

【42%還元】Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!/ひろやまひろし(2〜4、8巻)

 

【42%還元】Fate/Grand Order コミックアラカルト(2〜5巻)

 

【42%還元】ガールズ&パンツァー リボンの武者(1、5、6巻)/野上武志、鈴木貴昭

 

【42〜64%還元】服を着るならこんなふうに/縞野やえ、MB(1〜4巻)

 

【42%還元】ハクメイとミコチ/樫木祐人(1、4、5巻)

 

【42%還元】鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン/鴻池剛

 

その他ライトノベル・小説

【42%還元】ソードアート・オンライン/川原礫(1〜3、7〜18巻)

 

【42%還元】この素晴らしい世界に祝福を!/暁なつめ(1〜9巻ほか)

 

【42%還元】はたらく魔王さま!/和ヶ原聡司(16巻ほか)

 

【42%還元】Fate/strange Fake/成田良悟(3巻)

 

【42%還元】幼女戦記/カルロ・ゼン(1〜6巻)

 

【60%還元】ココロコネクト/庵田定夏(合本版)

 

【42%還元】ノーゲーム・ノーライフ/榎宮祐(1〜3、5、8、9巻)

 

【42%還元】冴えない彼女の育てかた/丸戸史明(1、11巻)

 

【46%還元】あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。/岡田麿里

 

【71%還元】ジョーカー・ゲーム/柳広司

 

【71%還元】聖の青春/大崎善生

 


 

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