超グラコロが、まろやかおいしかった


f:id:ornith:20161214170318j:plain
超グラコロ/超デミチーズグラコロ/シャカシャカポテト トマトクリーム | キャンペーン | McDonald's

チーズバーガーが好きです。
でも、月見バーガーはもっと好きです。

 

スポンサーリンク
 

 

「特別なマクドナルド」から、「とりあえずマクドナルド」へ

振り返ってみると、幼い自分が初めて意識した「ごちそう」のひとつに、マクドナルドの存在があったような気がする。

小学生の自分にとって、母親が家で作ってくれる “ごちそう” といえば、まず思い浮かぶのはハンバーグ。となれば、それをバンズで挟んだ「ハンバーガー」なる食べ物が魅力的に映るのも自然な流れ。外食の少ない小学生にとっては非日常的な存在でありながら、そこには大好きなハンバーグの姿もあるという、「ちょっと特別な食べ物」だったのです。

 

なかでも好きだったのが、チーズバーガー。……何とも子供らしいと思うけれど、今もチーズは割と好き。というか、乳製品全般が昔から好みなので。

幼心にチーズバーガーを食べて喜んでいた記憶がなんとなーくあるけれど、中学生くらいになってからも、しばらくは「マクドナルド=チーズバーガー」くらいの感覚で足を運んでいたように思う。安定と信頼のチーズバーガー。他のハンバーガー? 知らない子ですね……。

 

考えてみれば、自分が中学生だった時期は、マクドナルドのハンバーガーがちょうど最安値だったころでもある。2002〜2005年にかけて、ハンバーガーが59円、チーズバーガーが79円だった、そのタイミング。

駄菓子感覚……とまではいかないものの、コンビニのお菓子やパンよりも安く買えて、しかもボリューミーでおいしいとくれば、そりゃあ食べない理由がない。小腹がすいたらマックに寄り、親が家にいない週末でもあろうものなら、喜んでテイクアウトして家で食べていた。親父のMacintoshを起動し、おもしろFLASHを眺めながら、マックをもぐもぐ。最高か。

 

そのように「マックうめえ!」な思春期を送っていた一方で、さすがに高校生ともなると、外食・ファストフードの選択肢も増えようといいもの。マクドナルドを訪れる機会も減り、悩んだときの「とりあえずマック」という、妥協案としての立ち位置に収まることになる。

また、このころには味の好みも変わり、主にてりやきマックバーガーを食べていたんじゃないかと思う。でもその一方で、年に一度の季節モノ・月見バーガーは大好物。秋の限定期間に必ず一度はマックに足を運び、決まって注文して食べておりました。もちろん、チーズ月見もいいぞ。

 

グラコロがおいしかった

f:id:ornith:20161214154958j:plain

──と、個人的な “マクドナルド語り” が長くなりましたが、本題でござる。

このように、自分にとっても昔から身近だったマクドナルドですが、季節商品として人気の「グラコロ」ことグラタンコロッケバーガーに関しては、正直、そこまで惹かれていませんでした。

グラコロは、たしかにおいしい。普通においしくはあるのだけれど、年に1回食べれば満足だし、無理に食べるほどでもないかな、と。同じ小麦粉たっぷり(?)の “粉もん” でも、お好み焼きは好きなのに、グラコロはそうでもないのよね……。なんでじゃろ。

 

ところが、である。

 

昼メシを食べるのが遅くなったため、「 “とりあえずマック” でいっかー」と思考停止的にマクドナルドに入店したところ、見れば今日からグラコロが販売されている模様。せっかくの季節商品だし、食っとくかーと軽い気持ちで頼んでみたら……あれ? なんか、おいしくなってね!?

デカデカと貼られたポスターには気づいていたし、そこでリニューアルされたことを知って、期待しなかったと言えば嘘になる。わざわざスマホを出して、こうして写真を撮っておいたくらいですし。でもまさか本当に、ブログに書くほど「うまくね!?」になっているとは思わなんだ。

 

f:id:ornith:20161214155024j:plain

公式サイトのキャンペーンページによれば、リニューアルされたのは以下のポイントらしい。

 

  • 生クリームを加えて、バターの香りがするリッチな味わいになったふわふわ蒸しバンズ
  • スパイス感がアップした芳醇な味わいの特製コロッケソース
  • コクが増して濃厚になったたまごソース

(参考:超グラコロ/超デミチーズグラコロ/シャカシャカポテト トマトクリーム | McDonald's

 

文字にするとどうにもピンとこないけれど、自分なりに感想を一言でまとめるなら、「まろやかになった」と言えそう。バンズとたまごソースが、 “まろやか” においしくなった。

グラコロの魅力として、バンズに挟まれた「グラタンコロッケ」の部分を主に挙げる人は少なくないと思う。外はサクサク、中はとろーり濃厚なクリームコロッケ。それだけでも充分においしいのだけれど、今回のリニューアルでは、その “外側” の魅力が増したのではないかしら。

バンズは生クリームが加わってふわふわに、キャベツの下のたまごソースはコク旨に。コロッケの中のグラタンだけでなく、その周囲までもが全体的に “ふんわり” 方向にブラッシュアップされたことで、一口目からまろやかおいしい味わいになっているように感じました。

「この変化の秘密はなんぞ!」と気になって検索してみたところ、アスキーの紹介記事がヒット。以下、一部引用させていただきます。

 

「バンズはオーダーが入ってからお店でスチームします。超グラコロは食べる直前にフワーとバターの良い香りがします。たまごソースは卵黄の比率をアップすることで、たまごのコクが感じられやすいようになっています。コロッケソースは酢の種類やスパイスの種類を増やしたり、チェリーエッセンスというものを加えました」

ASCII.jp:「超グラコロ」マジうまくて驚いた!マクドナルド本気だな|寅年生まれ肉食ナベコの「なんでも食べてみる」

 

──なるほど、 “卵黄の比率をアップ” 、これだ! 単純な話、たまご料理がもともと好きで、月見バーガーを好んで食べていた自分には、 “たまご成分” がアップした此度の超グラコロが「うめえ!」と感じたのではないかと。たまごソース、おいちい。

そんなこんなで、「季節モノだからと食べてみたグラコロがなんか予想外にうまかった!」という話でした。本当に想定外だったので、ろくにおいしそうな写真を撮れていないのが残念ではありますが、あしからず。……たまには初心に帰って、スマホで撮った写真でもいいじゃない!

 

マクドナルド - McDonald's Japan

マクドナルド - McDonald's Japan

日本マクドナルド株式会社無料posted withアプリーチ

 

関連記事