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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

Kindle Unlimitedで読める本・マンガをジャンル別にまとめてみた

電子書籍 電子書籍-活用法

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Amazon.co.jp: Kindle Unlimited - 本、コミック、雑誌が読み放題。

 

 「ついに来おったかー!」と朝からTwitterを賑わせていた、例のアレ。Amazonの電子書籍読み放題サービス『Kindle Unlimited』が始まったようです。

 さすがに「最新のベストセラーまで取り揃えております!」なんてとんでもない事態にはなっていないようですが、少し前の話題書や人気コミックの1巻など、なかなか豊富なラインナップとなっている様子。セルフ出版のKDP作品を数多く取り扱っている点も気になるところですねー。

 そんな『Kindle Unlimited』について、どのようなラインナップとなっているのか、自分なりにざっくりとまとめてみました。個人的におすすめの作品に関しては、一言レビューも。

 

 

『Kindle Unlimited』って、なんぞ?

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Amazon.co.jpメッセージ

 

 『Kindle Unlimited』を一口に言えば、「月額980円で12万冊の本が読み放題!」なサービス。数字だけを見ると最高に魅力的なサービスだと感じますが、ラインナップには偏りがある模様。

 すべての出版社が参加しているわけではなく、各社が取り扱っている商品数にも差があります。集英社やKADOKAWAの名前は見当たりませんし、1冊しか対象書籍がない出版社があれば、2,000点以上が読み放題のところまで、取り扱い冊数もピンキリです*1

 

 サービスは、Kindle端末やFireタブレット、Android/iOS/PC/MacのKindleアプリでの利用が可能。Kindle Unlimitedのトップページでは、読み放題の対象書籍だけを表示できるほか、アプリやKindle端末のメニューに「Kindle Unlimited読み放題」の項目が追加され、ジャンルごとに書籍を一覧表示することも可能。Kindle Unlimitedで購読する対象書籍は10冊までを登録でき、11冊目を登録する際には、1冊を削除する必要がある。

電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」、月額980円で国内提供開始 -INTERNET Watch) 

 

 対応端末は、現行でKindle本を読むことのできる機種(Kindleアプリをインストールできる端末)なら、どれでもKindle Unlimitedを利用することができるようです。

 他方で気になるのが、上記記事の説明、 “購読する対象書籍は10冊までを登録でき、11冊目を登録する際には、1冊を削除する必要がある” という部分。容量の許すかぎりダウンロードできるわけではなく、一度に “登録” できる本は10冊までとなっているようです。

 

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 ――というわけで、実際に試してみました。とりあえずラインナップをざっと眺めつつ、気になった本を登録しまくってみて、これで10冊。

 ちなみにこの時点で、自分の持っている各種端末――Kindle Paperwhite、アプリがインストールされたAndroid&iPad――のライブラリにKindle Unlimitedから登録した本が表示されており、ダウンロードしたうえで読むことが可能になっていました。マジで全部0円だ……しゅごい。

 

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 で、11冊目を登録しようとしたところ、このような画面になりました。「もう上限の10冊を登録しちゃってるから、新しく別の本を読みたいなら、1冊削除してね」とのこと。 ここで “利用を終了して続行” を選択することで、新しく本を登録することができます。

 もちろん、削除された本はそれっきりの「レンタル」ではなく、Kindle Unlimitedの対象商品となっているかぎりは、再ダウンロードして読むことが可能。実際、上記画像で削除した『星を継ぐもの』のページにアクセスし、改めて本を登録することができました。

 

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 Kindleアプリを起動して確認してみると、こんな感じ。左がAndroidスマホ、右がMacの画面。Kindle Unlimitedでダウンロードした本も、普通にストアで購入したKindle本と同じようにライブラリ上で表示されていることがわかります。

 考えてみると、大量にダウンロードしたところで端末の容量を圧迫するだけですし、積ん読が増えるだけ。本棚の回転率を上げるという観点から見れば、この “10冊” 制限は良いシステムなんじゃないかと思います。……いちいちDLする必要があるので、少し不便さは感じるでしょうが。

 

独断と偏見によるジャンル別ラインナップ抜粋

 さてさて、現在は30日間の無料キャンペーン中ということもあり、「月額980円で読み放題なんて、安いもんじゃないか!」とすぐに登録するのも悪くありません……が、気になるのは品揃え。

 いくら “12万冊” を謳っていたところで、自分の好きな、興味関心のある分野の書籍の取り扱いがなければ、 “980円” に価値があるとも言い切れません。特にマンガは偏りがあるっぽいですし。

 そこで、実際のところはどういったラインナップとなっているのか、一部抜粋してまとめてみました。僕個人の趣味嗜好に偏った選書ゆえ、あまり参考にはならないかもしれませんが……。既読本に関しては、簡単なレビュー文も合わせて掲載しております。

 

ビジネス書

 創作、論文、ビジネス文書、ネットなど、一口に「文章」と言っても多岐にわたる今、「文章力」を一冊のビジネス書で取り扱うには無理がある。そんな諦観を見事にぶち壊してくれた本。冒頭で「良い文章とは完読される文章である」と断言し、それを共通の目標として、あらゆる文章に応用可能な「書き方」を提案しています。

 全体の書き口としても、「上手な文章を書くようにはこのようにする」と特定の方法に限定するのではなく、「完読される文章を書くためにはこういった書き方をしない」という「やってはいけないこと」を示した形。自分で試行錯誤しながら、文章力を伸ばしたい人におすすめ。【感想記事

 

 世の中に会話術の本は多々あれど、「コミュ障」の視点から「コミュニケーションとは何ぞや」を語った本は聞いたことがない。その点、本書はコミュニケーションが苦手だと感じている多くの人に寄り添う形でその考え方、方法論を提示しており、非常に気づきの多い内容でした。

 筆者が最後に書いているように、「コミュ障」な自分を許せないと考えている人、そんな自分をどうにかしたいと考えている人に対して、全力でおすすめしたい良書です。【感想記事

 

 物語形式で、「コミュニケーション」と「言葉」に関する悩みの事例を挙げながら、相手に言葉が「伝わる」ようになるメソッドを紹介していく内容。

 すぐに実践できそうな方法論ではあるけれど、それを自分の生活に取り入れ応用していくには訓練が必要そう。様々な事例と考え方が取り上げられており、“コミュニケーション”を考える取っ掛かりとしては絶妙な、良書だと思います。純粋におもしろかった。【感想記事

 

 「サード・サマー・オブ・ラブ」「遊び場」の2つをキーワードに、音楽史における「初音ミク」の存在と、単なるブームで終わらず、新世代のひとつのカルチャーとして存在感を高めるにまで至った理由を紐解いた内容。

 初音ミクの「これまで」を整理し、そして「これから」を考えるにあたっては、間違いなく必読の一冊。【感想記事

 

 30年間、試行錯誤しながら見出してきた筆者にとっての「日記」の意義と魅力、そして、それを楽しく続けることによって生活を好転させるための「使い方」を論じた本。

 序盤は精神論が多く、「日記を書けば必ず人生は良い方向へと動き出す!」と言わんばかりのヨイショっぷりに少し引き気味だったものの、読み終えてみれば「おもしろかった!」と断言できる内容でした。これから日記を書こうという人はもちろん、すでに日記を書いている人が、それをさらに生かすためのヒントを得ることのできるだろう一冊です。【感想記事

 

 「テンプレは思考停止だ!自分の頭で考えろ!」とはよく言われるものの、考えるためにも「型」がないことには物事を論理的に解き明かすことはできない。「物事を多方向から観察し、総合的に判断する」ためには、「物事の一面だけを観察し、個別的に判断をする」ことから始める必要がある。

 “大学は浮世離れしたことを教えるべきであり、それが現実的にもっとも役に立つ”。大学で学ぶ専門分野を思考の「型」と捉え、体系的に学ぶことのススメ。経済学者である著者の視点から、論理的思考法を習得するための考え方を紹介している。ありきたりな「思考法」ではない、地に足の着いた「論理」を一から学ぶことのできる良書。【感想記事

 

 インターネット上で積極的にソーシャルメディアを活用する“おじさん”こと、「ソーシャルおじさん」たちがインターネットの使い方を説いた一冊。

 同世代の“おじさん”読者に「ソーシャルメディアは仕事にも生活にもプラスになるよ!」とその魅力を説くにとどまらず、具体的な活用方法とSNSの特徴・考え方などに関しても言及されているため、ネット初心者にもおすすめできそう。

 

 一口に言えば、「著作権を基本の『き』の字から再確認できる」本。おそらくは中学・高校生でもスイスイ読むことのできる書き口で、「初歩中の初歩すぎて、恥ずかしくて聞けない!」という部分から非常にわかりやすく説明されています。

 他方では、つい最近インターネットで話題となったばかりの、著作権に関連する最新の情報についても取り上げられているため、普段からネットで情報発信をしている人は今のうちに読んでおくといいかも。これから著作権を学ぶ人のための、最初の、最善の入門書が、ここに爆誕。【感想記事

 

小説・文学・評論

※「光文社古典新訳文庫」は対象商品多め。

 

ライトノベル

 思春期の黒歴史こと、いわゆる「中二病」と称される痛々しさを扱った作品は多々あるが、それを単なるネタとしてではなく、物語の根幹のテーマとしてしっかりと取り扱っている。

 設定上、文中で登場する“妄想戦士”は非常に極端に描かれているけれど、そのぶっ飛んだ痛々しさが却って読者の古傷を刺激する。しかもそこにクラス内カースト、いじめの要素まで入り込んでくるため、より深くダメージを受ける人もいるかもしれない。

 大人になった今でも考える、「普通」ってなんだろう、という素朴な疑問。かつてのような妄想には身を任せずとも、どこか普通じゃない、非日常に憧れを抱くのは、年齢とは全く関係がないのかもしれない。

 

 本作に惹かれる人が多いのは、そこで描かれる人間関係、特にその「距離感」の生々しさと、コミュニケーションの面倒臭さや関係性の保ち方、欺瞞や虚飾に彩られたグループの有り様に対して、皮肉っぽく突っ込んでいる点が理由に挙げられると思う。

 誰だって、人間関係に悩みはある。万人にとって共通の悩みであるそれはつまり、究極の「あるあるネタ」。そんな「当たり前」に対して、自分が普段は言えないようなことを痛快に示し、切り込んでいってくれる物言いはなかなかに爽快だ。

 主人公はぼっちでひねくれや。それだけならば、もう使い古された属性なのだけれど、異なるのは「軸のあるぼっち」であること。孤高であることに意味を見出し、斜に構えつつもその本質を見出し、異性の好意に気付きつつも「自分の有り様」を曲げない。

 一般的な青春モノであれば、「みんななかよく!」をモットーに、熱血系主人公(やれやれ系でも、大事な時だけは燃える)がうまく立ちまわって、きれいにまとめようとするところを、本作では「関係性を否定する」ことで、一応は丸く収める。物語全体を見れば王道と言っても間違いはないが、その方法論が“アンチ青春”な感じでおもしろい。

 

 ガガガ文庫やったー!!(各シリーズ1巻限定っぽいけど)

 

コミック

 

雑誌

 

セルフパブリッシング

 語り部はとある大学生の「少女」。さあさあバンドだ! ボーカルだ! どんな青春模様が始まるんだ! ……と思いきや、続く章で挿入されるのは、まったく無関係と思しき漫画家志望の「少年」視点。そして次の瞬間、気づいたら「少女」が摩訶不思議空間に――。

 いったいぜんたい、どのような結末となるのか想像もできないままに読み進めていたところ、最後の最後であらすじの「ボーイミーツガーらない」の意味がわかってすっきり。小気味良い文体とリズム感が癖になる、疾走感あふれる2つの物語。広く「物語好き」な人におすすめできる一冊です。【感想記事

 

 正統派・青春モノ。同性愛の話。複数のキャラクターの視点から物語が展開されていくので、どの立場の人間が、その時、どのように考えているかが分かり、最終的に収束していく様がおもしろかった。

 

 ブログで始める、「書評記事」の第一歩。「書評を書きたいけれど、取っ掛かりが見つからない」という人に対して書き方の視点を提供するものであり、平易でわかりやすい内容となっています。

 後半には、筆者が2009〜2014年にかけてブログで書いてきた書評を10本掲載して、その変化を比較検討するという内容も。そこから学べるのは、「書評記事の形はひとつではない」という当たり前の事実と、「長く試行錯誤を続けることで表現は広がり最適化されていく」という積み重ねゆえの気付き。これもまた、ブログならではですね。【感想記事

 

 いつもお世話になっております、電子書籍情報サイト「きんどう」の管理人による、メディア運営虎の巻。筆者の血の通った運営記録と経験談が収録されているので、これから新たにウェブメディアを立ち上げようとする人におすすめ。

 メディアを運営するにあたっての心構えや方法論など、既存の本ではあまり表立って言及されていない部分も含めて、広く論じされているように読めた。情報メディアに限らず、個人のブログ運営にも通じるように感じる内容だったので、気になる方は試し読みをしてみてはいかが?【感想記事

 

 手前味噌でございますが。複数人のブロガーによる共著。年齢は近いとしても、現在の職業も、それまでに生きてきた過程もバラバラな人たちの考え方をまとめて読むような機会って、なかなかないと思うんですよね。共通点は、「ブログ」をやっていること、それくらい。

 それでも、ノリで集まって、ノリでやってみたら、こんなんできちゃいました!というひとつの成果物。誰にでも勧められるものではないと思うものの、もしよろしければ。個人的には、同世代で退職しようかどうか悩んでいる人におすすめしたいです。一例として参考になるかも。

 

 わし。

 


 

 ――以上、まだ現在進行形であれこれと探しているところではありますが、とりあえずはこのくらいで。思いのほかコミックのラインナップが悪くないのと、あとはセルフパブリッシング作品が読み放題な点が、個人的には嬉しいポイント。いろいろ読みあさりたい。

 そんなこんなで、『Kindle Unlimited』は月額980円、現在は30日間の無料キャンペーンでもって展開中です。まずはお試しに、自分の気になる本があるか探してみるのもいいかも。解約する場合は、アカウントページの「Kindle Unlimited 会員登録を管理」からできるようです。

 

 

 Kindle本はスマートフォンでも読むことができますが、特に活字本を読む方には専用端末がおすすめです。現在、プライム会員限定で4,000円分のクーポンが利用可能。

 

トピック「kindle」について

 

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