「南池袋公園」と聞いてピンと来る人は、意外と少ないような気がする。
池袋の “公園” と言えば、芸術劇場前の「池袋西口公園」に、サンシャインシティのお膝元「東池袋中央公園」、豊島公会堂前の「中池袋公園」など。そもそも「南池袋ってどこ?」と感じる人がいても不思議じゃない。
それもこれも、きっと “東が西武で西東武” の印象が強すぎるせいだ、うん。なんせ、埼玉南部民だった学生時代の自分から見た「池袋」のイメージなんて、「東はサンシャインと乙女ロード」「西は立教生の縄張り」「南はジュンク堂と無敵家」「北はエ口い」って感じでしたしおすし。
個人の勝手なイメージは置いておくにしても、微妙に存在感が薄いようにも感じる南池袋――そこに、装いも新しく「南池袋公園」がリニューアルオープンしたと聞いて、ぶらっと立ち寄ってきました。
スポンサーリンク
芝生がふさふさだー!およそ5年ぶりとなる全面開園
というわけで4月2日、全面開園となる当日に、早速の突撃。
週末ということもあって、結構な賑わいを見せている様子。
近くには、一風堂やラーメン二郎などの飲食店が数多く立ち並んでいることもあり、お昼を食べたあとに覗きに来ているらしい人も多く見受けられました。「こんなとこに公園あったっけ!?」と話しながら入っていく人たちもちらほら。
敷地の大部分を占めるのは、ふさふさの芝生。
レジャーシートを持参しているグループも少なくなく、「これぞ休日やで!」と言わんばかりの風景が広がっております。まったりと雑談に興じている若者カップルもいれば、ちびっ子と駆けまわるお父さんの姿もありと、とっても和やかな空間。癒やし。
一部には遊具も設けられており、ちびっ子たちがわーきゃー走りまわっておりました。僕も混ざりたい。安全面に配慮しているのか、足下にはウッドチップが敷かれている形。
さらには、卓球台らしきものも備え付けられており、ラケットと球を持参して楽しむ形になっている模様。実際、ラケット片手にピンポンしている人もおりましたので。ひさしぶりに卓球もやりたいな……。
そしてこの時期の見所と言えば、何と言っても、桜でござる。
――というか多分、花見客も見込んでの4月頭オープンだったのではないかしら。都内の主要花見スポットの混雑を避けて、こちらでまったり過ごすのもありかもしれない。有名所と比べれば見劣りするものの、桜の木もそこそこの数が植えられておりましたので。
池袋と言えばおなじみ、ふくろうさんもいらっしゃります。
夜桜も見れるよ!開園時間は朝8:00〜夜22:00
また、園内には池袋の人気ビストロ「RACINES」が出店しており、朝・昼・晩とさまざまなメニューが楽しめる様子。
昨日今日と覗いてみたのですが、日中は混雑しており、暗くなってからはレセプションをやっていたらしく、入るタイミングを逸した格好。今度、改めて行ってみよう(※後日、行ってきました↓)。
南池袋公園のレストラン『Racines FARM to PARK』でまったりランチ
せっかくなので、暗くなるのを待って、再訪してみました。
19:00頃に行ってみたところ、お昼と比べれば圧倒的に人が少なく、かなり物静かで落ち着いた印象に。
芝生は入れないようになっていたものの、随所がライトアップされており、夜桜がきれい。見回せば案の定というか、カップルと若い学生グループが多いような……。
場所柄、どんちゃん騒ぎをするのには向いていないし、別段に何があるというわけでもないけれど。ぐるっと一周だけ歩いてみるとか、お店に入って一杯だけ飲むとか、帰り際にちょっと立ち寄って、思わず寄り道したくなるような空間という印象でした。
次は、ごはん目的で訪れてみようかな。