2015年9月の話題〜五輪エンブレム問題とネットコミュニケーション


やっはろー! 9月も終わりっすね! 半袖とは来年までおさらば。すっかり長袖を着るのが当たり前の気候になりました。先週までギリギリ耳にしていた蝉氏の雄叫びも遥か遠く。――お疲れ様でした。また来夏、会いませう。

というわけで、毎月末恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。

 

社会・時事

“ごたごたは、五輪開催まで続くだろう”

わかりやすい、「ネット」解説。/“道ばたで出会った猫に、五輪エンブレムの問題を聞く中川淳一郎氏”の、猫のもっさり具合が気になる。

デモの目的と、メディアの報道と、聴衆が受ける印象と

デモ自体は問題視されるものでもないと思う。ただ、ヘイトスピーチは言語道断だし、極論に走りすぎて聴衆を共感させるどころかドン引きさせている(ように見える)ので、主張の方法としてはどうなんだろう、と。

対応しっかりしないと、どこぞの二の舞に……

脅迫状って、もういくとこまでいっちゃってるような……。フランチャイズ店の運営会社に問題があるのは明らかだけれど、レインズ側も早々に対応しないとアカンことになるのでは。

政治に疎い人にもわかりやすい解説

最後の比較がなかなかに……。

生活

記録のできる、今のうちに

赤青単色塗りの、リヤカーに乗った奥様を引くタヌキの一枚絵、すんごい好き。/予備バッテリーも買っておきませう!

夏休み明けは、綺麗な風景写真がたくさん見れて幸せ

眩しい緑と深い茶色がたまらん。行ってみたいな。

書きたいこと、書けないこと、書かないこと

ブログを初めてから強く感じるようになったのが、言語化された文章の背後には「あえて書かなかった何か」があるということ。考えてみれば実生活でも当然なのだけれど、忘れがちなことでもあるのかな、と。

考え方

「べき」をべっきべきにするべき

周囲に押し付ける「べき」は怖い。それ以外の行為ができなくなってしまうのは、一種の呪いでもあるように思えるから。しっかりと明文化された規則に対して使われる「べき」なら、まだ良いのかな……?

人生とは、コミュニケーションとは、「ごっこ遊び」?

すんごい共感。ただ、「ごっこ」にも得意不得意があると思うし、必要以上に入り込みすぎて関係性を規定してしまうのも怖い。バランス大事。/“世の中の多くのことは「ごっこ」で成り立っていると僕は思っています”

「みんしゅしゅぎ」ってなんなんだぜ?

政治の話とはまた別だけど、日常においてあまりに「多数決」が重宝された結果、意思決定までの思考プロセスが簡略化、“考えない“ようになっているようなケースはしばしば見られるように思う。

インターネット

「論破」などと言っている人にはそもそも話が通じない説

言語学を勉強しようとしたら、あまりの幅広さに絶句した記憶。ネットに関してはさらっと流されているけれど、“いったん感情的になった相手が定義について素直に納得してくる可能性は少ない”は的を射ていると思う。

想定読者は、未来の自分……悶え苦しむが良いさ!ふーははは!

すんごいよくわかる。笑えよ、三十路の僕。

ヨッピーさん、ほんと好き。

“お金がほしいからじゃなくて、単純に面白いから、こういうことを手間暇かけてやれるメンタルを持ってる”

ネタ

等身大マキマk……ゲフンゲフン

“CV.民安ともえ”だと考えるだけでむちゃくちゃ可愛がれる自信がある(ヲタ並の感想)

あの日に食べた、懐かしの味

駄菓子屋通いをしていた頃を思い出した……。小学生にとって、ブタメンはそこそこ高い買い物でござった……。

スマホでマンガを読んでいる人は増えてきた気がする

意外にまだ周知されていないんですよね……。複数ストアに言及されていてわかりやすい。

ここから始める、文章術

珍しく表紙買いした、遠藤周作さんの著作。一口に言えば、「手紙の書き方」を紐解いたハウツー本。その根底には“「読む人の身になって」書く”という視点があるため、現代のメールやネット上でのやりとりにも当てはまると言って間違いないと思う。

同時に、「ようなゲーム」をはじめとする「文章術」にもいくつか言及されており、普段からモノを書く習慣がある人に広く勧められる内容です。おすすめ。

「ミニマリズム」という毒を以て「消費」という毒を制する

「モノを減らしたらこんなにも幸せになりました!」という筆者の生活の変化と、モノに縛られて生きることの息苦しさ、そして、ミニマリズムを実践することの素晴らしさに言及した、ミニマリスト入門書。

ほぼほぼ筆者の経験ベースである点、ところどころ極論に走りすぎているようにも見える点などはあるけれど、モノが溢れた性活に息苦しさを感じている人の特効薬になるのではないかしら。

見えない(  )は物語る

語り部はとある大学生の“少女”。さあさあバンドだ! ボーカルだ! どんな青春模様が始まるんだ! ……と思いきや、続く章で挿入されるのは、まったく無関係と思しき漫画家志望の“少年”視点。

そして次の瞬間、気づいたら“少女”が摩訶不思議空間に行ってた――。小気味良い文体とリズム感が癖になる、疾走感あふれる2つの物語。広く「物語好き」な人にオススメできる一冊です。

 

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