平日の仕事のマンネリ化を防ぐための3つの考え方


 月・火・水・木・金。職種や業界などによっても異なりますが、多くの人は週休2日、もしくはそれ以上の日数を働いているのがデフォルトなのではないかしら。

 平日5日間。あるいは6日間。季節や曜日による差はあれど、基本的には代わり映えのしない業務をこなし続ける日々。つらい。だるい。めんどい。

 でもぶっちゃけ、「5日」は長すぎる! 水曜日くらいにはマンネリし始めて、木曜日は最悪。金曜日はむしろ全力で乗り切ることができるような、そんなイメージです。というか、僕がそうでござった。

 あまりに変化のない、辛い平日が続くと、「そろそろ会社、辞めよっかな……」という考えも浮かんでこようもの。実際に退職に至るケースは稀ですが、何かしらの悪い出来事が重なると、それも真実味を帯びてきます。とは言え、勢いで辞めるのは怖い。

 

 そんな平日の「マンネリ化」を防ぐため、短期目標として「理想の週末」を目指すのは決して悪くない、常套手段だと思うんですよ。

 考え方はさまざまあるかと思いますが、具体的に何かしらのアクションを起こすだけで、“代わり映えのしない平日”を打倒することにはつながるのではないかと。思いつく限りで、まとめてみました。ろーるおーばー、ぼーりんぐでいず!

 

1. 「理想の週末」を妄想する

f:id:ornith:20150621153030j:plain
美味しい玉子焼き食べる会!だし巻き卵と日本酒を味わう週末@鎌倉 - ぐるりみち。

 お手軽な精神論。「温泉に行くぞー!」「友人と飲み明かす!」「全力で家族サービス!」「おっぱい!!」「ねる!!!!」などなど、週末の楽しみをあらかじめ設定しておくことで、平日の糧とする。

 ある意味では叶うかも怪しい、週末になったら実践するかもわからない「妄想」ではあるものの、これもバカにならない。具体性の伴う「妄想の計画」を設けることで、平日の動きにも影響を及ぼす場合は往々にしてあるのではないかしら。

 

 「日曜午前はフットサルするべ」「週末は車で遠出しよう」といった体力を使う予定を考えれば、平日は自然と体力を温存するような立ち回りになるかもしれない。夜更かしせずに寝るとか、満員電車を避けて座れる時間帯の通勤を心掛けるとか。

 「ライブでフィーバー!」「日帰り旅行だひゃっほい!」といったお金のかかるイベントを突っ込んでおけば、平日は否が応でも財布の紐が固くなるかもしれない。飲み会は避けるようにするとか、昼食はお弁当を作って持っていくようにするとか。

 

 仕事の場でもそうですが、短期や長期、一定期間先の「目標」を定めることで、現在の行動に意味付けを行う、動機付けとする考え方は、基本中の基本。それこそ、小学校時代からやっていたものですし。

 ただただ漫然と平日を過ごすのではなく、むしろ平日5日間を「プロセス」として、週末の「結果」へと向かうべく指針付けるのも決して悪くないと思う。目指すは一点、「最高の週末」、それだけ。仕事なんて、オマケでもいいじゃない。

 

2. 「水曜日」の立ち回りを変える

 

 5日間は長い。5度の朝を経験し、4回もオフトゥンと共に過ごし*1、それでやっと迎えられる「6日目」は遥か彼方。週中で、「ちくしょう!まだ水曜日か!」と感じるか、「やっと半分だ……」と感じるかは、そのときの忙しさと精神状態によっても左右されそう。

 その点、水曜日を「ノー残業デー」に決めている企業は、それだけで好感が持てるのです。言うなれば、マンネリ化を防ぎ勤労意欲を維持するため、全社的に取り組んでいると受け取れなくもないので。……実際は、経費削減とか労務管理とかいろいろな事情があるのでしょうが。

 

 一方で、「ノー残業デーなんてモンねえよこんちくしょう!」という場合でも、自分なりにマンネリ化を防ぐことはできるのではないかしら。一口に言えば、「セルフノー残業デー」。“残業しない”ために自分なりに計画を立て、ちゃちゃっと帰るべく意欲的に業務に取り組む格好。

 もちろん、業務上の都合やお上の一言で仕事量は常に変動するものなので、本当にそれが叶うかどうかは怪しいところ。それでも、普段とは違った立ち回りを意識するだけで仕事の効率化につながるし、惰性的に目の前の業務をこなすよりはプラスになると思います。

 「よっしゃ!全部終わった!帰るで!」というタイミングで仕事を投げてくる上司は、デスクの脚に思いっきり脛を強打して悶え苦しめばいいと思います☆

 

3. 「自分へのご褒美」戦略

 

 「自分へのご褒美」は、非常に便利な言葉だと思うのです。買うつもりのなかったモノを、やたら高額な商品を、夜に食べても無駄なカロリーにしかならないスイーツを、「がんばった“自分へのご褒美”として、買っちゃえ☆」と購入へ至らせる究極の言い訳。

 なんでもかんでも「ご褒美」としていては財布がどんどん軽くなるばかりですが、あらかじめ設定した「ご褒美」は、平日を乗り切るためのモチベーションとなるのではないかしら。今日までがんばり、明日からがんばるためのカンフル剤。大切でござる。

 

 先ほどと被りますが、例えば、「水曜夜だけは飲んでもOK!」的な。毎晩飲まなきゃやってられない人の場合は、「この曜日だけ開ける上物のお酒」を決めておくとか。

 某友人の場合、「水曜の仕事後は近所のスーパー銭湯に行く!」と決めていたようです。疲れた身体をリフレッシュ。風呂あがりにはビールも飲めるとくりゃあ、週中で意識を切り替えるには最高の場所と言えるかも。風呂に限らず、「お気に入りのバーに行く」とかでも癒やされそう。

 どのタイミングで、どのような「ご褒美」を投下すれば効果を発揮するかは人によってまちまちだと思うので、自分なりにいろいろやってみるといいかも。モチベーションが低下するたび、絨毯爆撃的にオラオラするのも悪くないとは思いますが、ご利用は計画的にね!

 

打倒、サザエさんシンドローム

 「理想の週末を目指そう!」とは言うけれど、そうして迎えた「週末」の先を思えば、また憂鬱にもなろうというもの。だからこそ、先に先に楽しい計画を立てて、繰り返し繰り返し「理想」を追いかけ続けるしかないのかな、とも。

 でも一方で、マンネリ化を避けるべく平日にあれこれしていれば、結果的に仕事も楽しくなり、生活に色が出てきた――なんてケースもあるとか、ないとか。「いつも同じ」を避けることは精神の摩耗を防ぎ、さらには仕事の効率化にも結びつく……かも。

 目指すは、サザエさんシンドローム*2の打倒。休日を楽しむべく試行錯誤を繰り返した結果、平日の生活も充実したものとして感じられるようになれば、もうそれだけで万々歳。

 

 さあ、今週も1週間、がんばるぞい。

 

関連記事

*1:でも世の中にはオフトゥンで過ごせない人もいるんです!ばかやろー!

*2:サザエさん症候群 - Wikipedia