川上量生監修『ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』要約まとめ

 

 全15巻で構成される『角川インターネット講座』シリーズ。その第4巻である『ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』を読みました。川上量生さんによる監修の下、序章を含めると全8章・計8人の筆者によって、「ネットカルチャー」について論じられた1冊です。

 本書には、ネットでもおなじみのライターやジャーナリストをはじめ、大学教授に評論家といった多彩な筆者陣が参加。同じ話題でも各々が別視点で説明しているため、多様性の権化とも言えるネット文化を多面的に捉えることのできる、“参考書”的な立ち位置の本だとも言えそうです。

 章ごとに筆者が異なる、しかも各章がそこそこ濃ゆい内容となっていることもあり、本書を読むにあたっては、章ごとに分けて別々に感想記事を書くようにしておりました。そして先日、ようやっと最後まで読み終えた格好。

 そんなわけでここでは、各章の要約と感想を振り返りがてら、ざっくりとまとめてみようと思いまする。章ごとに内容のバラつきはありますが、やはり読んで字のごとく「ネットカルチャー」に関心がある人ならば、興味深く読める1冊となっているのではないかしら。

 

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