『書評記事の書き方』は「誰かに本を勧めたい」の思いから始めよう

 僕は、文章を読むのが大好きです。

 もちろん、好きな文章もあれば苦手な文章もあるけれど、他人の書いた「文章」を読む体験は他に代え難い。誰かが自分の思考を「ことば」として書き写し、語彙を尽くして描き出された「文章」。それはひとつの表現として誰かに伝わり、多彩な刺激をもたらしてくれるものだと思います。

 そんな文章表現のひとつとして、「書評」の存在があります。

 自分もこのブログで読書記録をしているけれど、その大半は「感想」としてのもの。1冊の本を “論じる” ほどに洗練された視点を提供できるとは思っていないので、「僕はこう思った」「この本がおもしろかった」という主観を全面に出した記事作りをしてきました。ゆえに、ひとつの読み物としても楽しめる「書評」を発信しているブログはすごいと思うし、いつも楽しく読ませてもらっております。

 

 

 さて、今回読んだのはこちら、『書評記事の書き方』。ブログ「R-style」を運営する倉下忠憲@rashita2さんの電子書籍です。

 朝方、目に入った記事が気にかかり、安価だったのでそのままポチった格好。1〜2時間でサクッと読み終えることができて、ちょうど良い長さでした。

 

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