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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

経験値は申告制?ファンタジー世界の“労働”を紐解く『竜と勇者と配達人』がおもしろい!

サブカルチャー サブカルチャー-コミック

 いつの時代も、どこの世界でも、働く人は大変だ。

 労働それ自体の苦悩や職場問題は言うに及ばず、ただ目の前の仕事に取り組んでいれば自動的にお給料が振り込まれる――わけではないのがダルい。取引先との折衝に書類の整理&提出、業界は常に変化し続けているし、いつまでもその職が安定しているとも限らない。

 そして、そういった “お仕事事情” はどうやら、どの時代、どこの世界にも共通したものらしい。そのなかでも大変なのがお役所仕事であり、剣と魔法が支配する(支配していた)ファンタジー世界においても、役人さんは面倒な役回りを押し付けられるのが常のようだ。

 

竜と勇者と配達人 1巻 感想

 

 ――というわけで、そんな最新の “お仕事マンガ”(?)として、『竜と勇者と配達人』の1巻を読みました。作者は、昨日の記事(関連:剣士、吟遊詩人、ドルイド――中世に実在した職業100種以上をまとめた『十三世紀のハローワーク』で取り上げた本と同じく、グレゴリウス山田@yamadievalさん。

 『十三世紀のハローワーク』に登場した実在の職業も描かれており、しかもそれがファンタジーなジョブと交わる、とても新鮮かつ愉快なマンガ。お仕事マンガであると同時に、RPGのシステムやファンタジー世界の「お約束」に切り込んだ内容にもなっており、楽しく読むことができました。

 

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剣士、吟遊詩人、ドルイド――中世に実在した職業100種以上をまとめた『十三世紀のハローワーク』

読書 読書-学び・文化

 「職業に貴賎なし」とは言うけれど、いつの世にも花形とされる人気の職業があれば、嫌な顔をされる仕事もある。そして、移りゆく時代のなかで消え行く職業の存在も。――そういえば数年前にも、日本で最後の「三助」が引退したことが話題になっておりました*1

 書店に行けば、そういった「職業」の魅力を説いた本も数多い。でもその一方では、過去に存在していたことは知識として知っていても、実のところはよく知らない、知られていない職業も少なくないんじゃないだろうか。名前は知ってる、でも内容はよくわからん、という。

 特にファンタジーな世界観のRPGなどを見ると、実在した職業を “ジョブ” として引用している作品は少なくない。騎士全般だとか、吟遊詩人だとか、錬金術師だとか、道化師だとか。しかし、ゲームの “お約束” としての役回りやステータス配分、スキルなどは知っていても、彼らの元となった「職業」については実のところよく知らない――そんなことは、往々にしてあると思う。吟遊詩人? バード? ミンストレル? 何が違うん?

 

 

 そんな、中世の時代に実在した職業について事細かく解説しているのが、本書『十三世紀のハローワーク』でござる。もともと同人誌として作られ、人気を博していたシリーズ本が、ついに商業誌として出版。買おうかどうしようか悩んでたら、妹が買ってた。さっすがー!(借りた)

 それこそ、ゲームの “ジョブ” がごとく描かれた魅力的なイラストと、詳細な解説文によって本書のなかでまとめ上げられた職業は、なんと100種類以上。全294ページの超絶ボリュームは読みごたえも抜群で、いつも本棚に置いておきたい、保存版となっております。

 

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4年使ったKindle Paperwhiteを最新モデルに買い替えた

電子書籍 電子書籍-活用法

Kindle Paperwhite レビュー

 Kindleデビューしたのは、2013年の年明けのこと。

 当時の感想として、「タッチひとつでどんな本にでも早変わりする文庫本を一冊、いつも荷物に忍ばせているイメージ」などと自分は書いているけれど、その印象は今でも変わりませぬ。それまで遠い存在だった “電子書籍” が一気に身近になり、読書量も増えました。

 あれから4年。何度かの世代交代を経て、ますます快適な電子書籍リーダーとして進化していたらしい、Kindle Paperwhite。とはいえ旧世代でも充分に便利だし、無理に買い換える必要もないかな……とずっと考えていたのですが。クーポンに釣られて先日、ついにポチってしまった。

 というわけで、2012年発売の第1世代から、2015年発売の第3世代へ。Kindle Paperwhiteを使ってみての感想を、改めてざっくりとまとめました。

 

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